小児外科とは、新生児、乳幼児、学童、思春期における外科的疾患の手術を行う部門です。先天性形成異常、炎症性疾患、良性・悪性腫瘍、外傷などを主に扱っています。
小児の体は、単に大人を小さくしただけでなく、身体機能、生活習慣、疾患の種類が大人とは異なり、あらゆる臓器が未熟であり、このような小児の特徴を十分知った上で手術前後の治療を行うことが必要です。また、小児の体は、大人に比べて小さく、特に新生児・未熟児では繊細な手術のテクニックが要求されます。そして、小児では、手術後の経過が一生を通して長いので、より機能を重視した手術・治療が必要となります。
このような小児の特徴を熟知した外科医が、小児外科専門医であります。
さらに当科では、低侵襲性の外科的治療法とされる内視鏡手術を全国に先駆け小児に対して導入し、あらゆる臓器が未熟な小児にこそ最も適した手術法であると考え、積極的に適応を拡大し、現在では、小児外科手術件数のうち内視鏡手術症例の占める割合は、50〜60%となっています。 徳島県で唯一の日本小児外科学会認定施設である徳島大学病院小児外科・小児内視鏡外科は、小児外科専門医・指導医1名が常勤し、全国で最も積極的に小児内視鏡手術に取り組んでいる診療科であります。 また、小児の外科的救急疾患の受け入れも積極的に行っています。
小児外科専門医 日本小児外科学会認定施設