島田教授、居村君、杉本君が14th IASGOに参加しました(平成18年12月7〜9日)


14th Postgraduate Course of the IASGOに参加して

平成18年入局 杉本 光司

平成18年12月7日から9日に、ギリシア(アテネ)で行われた 14th Postgraduate Course of the IASGO に、島田教授、居村先輩、私の3人で参加いたしました。

12月5日に関空より出発し、ヒースローを経由してアテネへ向かいました。
昨今の国際状況より、空港で相当検査が厳しいことが予想されましたが、無事全員トラブルなくアテネにつくことができました。アテネに到着したのは夜中の3時で周りも暗く、最初はあまり実感がわかなかったのですが、市内各所にある遺跡がライトアップされているのを見て、徐々にアテネを実感してきました。

その日は1日時間があったので、夜中に着いたにもかかわらず急いで地元のバスツアー会社を探し、朝8時から1日バスツアーに参加しました。市内観光よりはせっかく時間があるのだから少し遠くの方がいいだろうということで、バスで3時間ほど離れたところにあるギリシア中部の世界遺産、デルフィーに向かいました。このデルフィーという遺跡は、アポロン神殿があり、かつてギリシアが栄えていた頃にはさまざまな国から巡礼者が絶えなかったそうです。世界の中心と考えられ、「世界のへそ」と名づけられた石もあり、博物館でみることができました。また、標高1,000メートル近くにあり、天気も本当によく、ぬけるように澄みきった空の青さと遺跡、その背後の山々が重なって、すばらしい風景を色づくっており、非常に感動的でした。

 
 

デルフィーに向かう途中の小さな町には、パパニコロー染色で有名なパパニコロー博士の出身地があり、胸像もつくられておりました。予想していなかった意外な発見にびっくりしました。
夕方にアテネ市内にもどり、その日の夜は、我々3人と、群馬大学の末廣(すえひろ)先生とでギリシア料理を楽しみました。タベルナとよばれる食堂にあたるようなお店で、店内ではギリシア音楽の生演奏もありました。ギリシア料理は、イカリングなど一見日本の居酒屋メニューのようでもありましたが、美味しく非常に楽しい時間をすごすことができました。

翌日は学会のレジストレーションを行い、また空いた時間には市内観光も行いました。パルテノン神殿や、古代アゴラとよばれる古代ギリシアの市場、また市内名所の観光を行いました。
夜には、学会会場であるアテネヒルトンホテルでレセプションパーティーがあり、いろいろな高名な先生方にご挨拶させていただく機会がありました。その後は、われわれ3人と末廣先生、また九州大学の原田先生もご一緒に、遅くまでおいしいお酒をいただきました。

翌12月8日は、島田教授(演題:Safe and Quick Major Hepatectomy Using Stapling Devices)、居村先輩(演題:Safe and Quick Hepatectomy Using Vessel Sealing System)及び杉本(演題名:Usefulness of A Vessel Sealing System in Anatomical Hepatectomy)の発表がありました。私個人で言いますと、初めての国際学会で初めてのoral発表、しかも英語でさせていただいて、どうなることかと心配でしたがなんとかやり終えることができて非常にいい経験ができました。

 
 

その日の夜はちょっと趣向を変えて、韓国料理を食べ、学会発表の打ち上げをしました。

そして12月9日、アテネよりパリ経由で日本に帰ってまいりました。

今回、このようなすばらしい経験をする機会を与えていただいた島田教授、ならびに留守中、当直などでご迷惑をかけた方々にまことに深謝いたします。今後この経験を活かし、よりいっそう研究に臨床に精進したいと思います。ありがとうございました。

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