この日を含めた週を「Nobel week」と称しており、ストックホルムはクリスマスも近いとあって、旧市街(ガムラスタン)のノーベル博物館前の広場には「Jul market」と呼ばれる屋台が立ち、ちょっとしたお祭りになっていました。
ノーベル博物館はこの日だけは無料開放されていました。中はまず、本年の受賞者を紹介したコーナーに迎えられて、ノーベル賞の歴史、受賞メダル、晩餐会の食器などが展示されていました。やはり、見るならこの日がベストのようです。
晩餐会はストックホルム市庁舎で行われますが、朝からニュースでは、準備風景や、シェフが料理の説明を行っていました。ただ、今年は夕方にストックホルム中心部で、ちょっとした騒ぎがあり、バスは危険を避けるため、乗り込む人をただにして、さらに電車もストックホルムは素通りして、バスも、電車もつかまらない状態でした。
ダメ押しで、この日はめずらしくカロリンスカ研究所いったいが停電になる事態が起きました。別に停電自体は珍しくないのですが、驚いたのはカロリンスカ研究所には予備電力がないということでした。たまたま停電騒ぎで集まった日本人ご家族の中の一人が研究所で研究されていてこの騒ぎに巻き込まれ、電気の復旧を願っていたそうです。ちょうど土曜日で早い復旧は期待できなかったのですが、どうにか3時間程度で復旧しましたが、研究所の大切な長年の資料は大丈夫だったのでしょうか?