太陽に対する想いは世界中どこもほとんど同じと思っていましたが、春になって、太陽を本当に心待ちにしている人種がいることをスウェーデンで痛感しました。最近は随分暖かくなって、気温もぐんぐん上昇してきて17℃前後になっています。日がさすと、汗ばむようになって来ました。
こうなりますと、子供達はいてもたってもいられなくなり、アパートの庭にシートを広げて早速宴会を始めていました。「桜はまだだけど、花見の予行演習をするのは日本人だけだろう」と思っていたら、別の庭にはスウェーデン人のカップルが、しかも水着。後で聞いた話では、以前は裸で日光浴をしていたらしいのですが、最近は水着になって随分上品になったとか。さらに町のいたる公園では水着の男女が寝そべって太陽を求めている姿をこの時期から見ることができるそうです。
日本人チームは「シートに蟻が上がってきた」と言って大騒ぎをしたり、すぐ「暑い」と日陰に避難する一方で、スウェーデンチームは蟻が身体に来ようが、全くお構いなしで日の光を全身に浴びていました。水分補給の準備も万全でちゃんと水筒、スナック、本を持参というのが正しいスタイルだそうです。私はといえば、息子とアイスクリームをほお張って日光浴を楽しんでいました。