学生実習
2007.05.11
昨年、一昨年と手伝い要員として参加している「学生・レジデント外科実習」ですが、本年もお呼びがかかり参加しました。この実習は正式なカロリンスカ医科大学のカリキュラムではなく、移植外科主催の実習ですが、非常に人気が高く、卒業直前の学年や、初期臨床研修中の若手医師対象であったのが本年から学生枠を広げたようです。
日本でも同様ですが、なかなか若手が手術に入って手を動かす機会が少ない昨今、また、移植外科に新人獲得のために、このような実際にブタを使った外科実習は非常に貴重です。当初は前出の助教授であるGregが一人でカリキュラムを組んで指導に当たっていましたが、2005年から小生が加わり、アグレッシブな学生相手にワイワイと実習を行っていましたが、いつしか、「術者が出来る」とクチコミで広まり年1回開催だったのが年2回になり、ついには移植外科のレジデントたちも参加するようになり非常に賑やかな実習になりました。
様々なこえなければならないハードルがありますが、日本でもこのようなユニークな実習ができればと思いました。